労使協定
ろうしきょうてい(労働協定と紛争解決)
意味 労使間の取り決め文書
労使協定とは?
労使協定は、会社と従業員(または労働組合)の間で結ばれる正式な合意のことです。労働条件や職場のルールなどについて、両者が話し合いで決めたことを書面にまとめたものです。
労使協定の具体的な使い方
「残業時間の上限について、新しい労使協定を結びました。」 会社と従業員が残業時間の制限について合意に達し、それを正式な文書にしたことを伝えています。この協定により、従業員の労働時間管理がより明確になることが期待されます。
労使協定に関するよくある質問
Q.労使協定と就業規則の違いは?
A.主な違いは以下の通りです:
1. 作成者:労使協定は労使双方の合意、就業規則は使用者が作成
2. 適用範囲:労使協定は特定の事項、就業規則は全般的な労働条件
3. 法的効力:労使協定は労使間の契約、就業規則は会社の規則
4. 変更手続き:労使協定は双方の合意が必要、就業規則は使用者が変更可能(ただし意見聴取が必要)
Q.労使協定の有効期限はありますか?
A.労使協定には通常、有効期限が設定されます。一般的には1年から3年程度ですが、協定の内容や労使の合意によって異なります。期限が近づいたら、再交渉や更新の手続きが必要となります。
Q.労使協定の締結は義務ですか?
A.全ての事項について労使協定を締結する義務はありませんが、法律で定められた特定の事項(時間外労働の上限、変形労働時間制の導入など)については、労使協定の締結が必要です。これらの事項は「協定の締結が必要な事項」として労働基準法などで規定されています。
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